はじめに | 在日米軍基地ネットワークユニオン|BNU
イメージ画像

はじめに

活動指針

バーナード理論に基づいた21世紀型労働運動

20世紀型組合活動の背後にあったものの見方・考え方はマルクス主義です。マルクス主義は政治的観点からは、もはや世界的に敗北していることは周知の事実ですが、組合活動の現場にはいまだ色濃く残っています。

その典型的証拠が、労働組合法の第2条で労働組合の目的を次のように定義していることです。「この法律で『労働組合』とは、労働者が主体となって自主的に 労働条件の維持改善その他経済的地位の向上を図ることを主たる目的として組織する団体またはその連合団体をいう」

この条文に示されているように、日本の労働法全体が「賃労働者と資本」の階級関係をベースにして法体系を確立しており、マルクス経済学に依拠したものの見方・考え方といえるでしょう。

21世紀型の組合活動は、労働組合をこのような(マルクス)経済学的・労働法学的観点からのみ捉えるのではなく、経営学・心理学的観点からも組合活動を見直していくことを主張するものです。

そして、21世紀型の労働組合の目的を、前述の「経済的な報酬」の獲得という限定的解釈から脱して、人の本質的欲求である「心の報酬」の獲得を目指す組織へと再定義し直し、労働組合の業態転換を図っていこうというものです。

そのためには、バーナード理論の組織の3要素(共通の目的、貢献・協働意欲、コミュニケーション)に基づき、まず労働組合の目的を下記のように再定義しています。

自分たちの所属する職場 を “良い職場” にする
“労働者の集団” から “プロフェッショナル(職業意識)の集団” にする

集団および個別の労使関係において、マネジメントによって労使対等を実現し、Win-Winに問題解決する

21世紀型の組合活動とは、これからの組合活動を以上の目的を実現するためのものと再定義し、組合役員の貢献・協働意欲を醸成し、組合員との関係もふくめてコミュニケーション体系を再構築していく活動を意味します。

21世紀型の組合活動では、労働組合に関係する4つの顧客の満足をバランスよく取ることが労組の社会的責任と捉えます。

その4つの顧客とは、[1]組合員、[2]組合役員、[3]経営陣・管理職、[4]地域社会、国民、さらに、[1]組合員の背後に存在する膨大な数の非正規社員を市場として捉え、顧客へと獲得していくマーケティングの実践を推奨します。

ただし、マーケティングにおける顧客志向は、「相手のわがまま全部を受け入れる」ということではありません。自らのアイデンティティを堅持し、安易な請負代行はしません。

昨今、個別の労使関係の領域が広がっています。この個別の労使関係に発生する問題の解決には、組合役員が請負代行して集団的労使関係に持ち込むという20 世紀型組合活動では、組合員一人ひとりの顔が見える活動にならず、真の問題解決にはなりません。
「組合が、与えるのではなく、解決の方法を学ぶ・教える」ことが求められます。

これからは組合員一人ひとりが自信を持って交渉・協議できるように、被考課者訓練を組合活動の中心に据えることが求められます。

さらに、組合員一人ひとりのプロフェッショナル度(職業意識)を高めるため、各人のソーシャルスキルの判定と向上の取り組みも、メンタルヘルスやワーク・ ライフ・バランス問題への対処策として、これからの労働組合の重要な活動になってきます。

私達、ベースユニオンは、以上の理論を基に活動し、理念を供にする他の職場との連携を広げる事により、私達基地で働く者の地位の向上、働きやすい職場環境、そして安心して働ける職場を作ります。

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

タグ

2011年1月25日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:top

トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

コメントをどうぞ

このページの先頭へ